辿り着いた感情に咲く一輪の花
あなたにはアイドルを想って音楽を聴くことはありますか?
アイドルを応援するスタンスは人それぞれ。応援に全力を捧げる人もいれば、仕事や学校が忙しくて合間を縫って応援してる人、リアルな恋心を抱いている人も沢山いるだろう。
わたしはどのタイプなのだろう…正直迷走することが多くある。ひたすらに魅了されて好きが溢れ出す時もあれば、のめり込みすぎて「このままでいいのかな…」って思うこともあるし、巡り会えない運命に少し悲しくなることもある。他の人に仕事が決まった時に100の気持ちで喜んであげられない自分に腹立たしく思うこともあったし、辛い時に励ましてあげられない距離に情けなく思うこともあった。
今から紹介する曲たちはそんな思いを少しでも抱いたことがある人には響く気がしています。
わたしはよく古謝くんを想って音楽を聴くのですが、中でも大好きな椎名林檎さんの曲を取り上げたいと思います。
まず、彼女が書く曲には適度な距離感があってとても好きです。かつそこに生まれる愛情の表現の仕方が絶妙に重くて心地好い。
①閃光少女 / 東京事変
まずは明るめの曲から。現場前に聴いてほしい曲。何だか忘れてはいけない教訓を教えられた気がします。
昨日の誤解で歪んだ焦点は
新しく合わせて
全体的には"閃光のように一瞬で過ぎ去って行くから、今を最高に過ごしていこうよ"っていうメッセージがあるんですけど、わたしはこの歌詞が凄く印象的で。ジュニア担(だけに限らないけど)ってアイドルとの距離が近い分変な噂とか、聞きたくなかったこととか毎日のように耳に入ってくるし、その度にアイドルを疑いたくなることも多いと思うんです。例え出回ってることが嘘だとしても。誤解だとしても。でもこの歌詞に出逢ってからは、生で会えるその時にピントを合わせればいいんだ、自分の目で見たアイドルを信じればいいんだって何だか明るくなりました💍
切り取ってよ、一瞬の光を
写真機は要らないわ
五感を持ってお出で
私は今しか知らない
貴方の今に閃きたい
「私は今しか知らない、貴方の今に閃きたい」がめっちゃめちゃ好きです。担当歴がどうとか、私の方が〇〇くんのこと好きだから!とか気にする人もいるじゃないですか。この曲は、なんか別にもう気にしなくていいじゃん!わたしは今しか知らないけどそれで充分、貴方のたった今この瞬間を捉えたい、みたいな開き直り方が気持ち良いです。
今この瞬間っていう意味もそうだけど、ジュニア人生本当に閃光のように早いから、変なこと気にして一瞬の光も見逃したくないよねって素直に前を向くことが出来る曲です。
②旬 / 椎名林檎
「誰もがわたしを化石にしても貴方に生かして貰いたい」っていう歌詞が聴こえて来た瞬間、わたしにとってはもう古謝くんに対する歌でした…
誰かが貴方を褒めそやしても
わたしは姿勢を崩さない
それ以上噂で汚れない様に貴方とお互いの意志(こころ)をただ
敬っていることを確かめて
いつか衰えて行く恐れすら融かして
この部分、本当にわたしの古謝くんに対する想いと、こうありたいっていう感情が全て詰まってて凄いです。全体を通して、生きている限り旬なんだと、じっくりゆっくり教えてくれる素敵な曲。
③闇に降る雨 / 椎名林檎
今一番聴いてしまう曲。叶わない相手に対して抱く絶望とそこに存在してしまった行き場のない深い愛がテーマになっているとわたしは思います。少し現実味があるのでアイドルを当てはめるにはちょっと…かも知れませんが、届かない相手だとわかっていながらも、その人を守り抜きたいほどのそこに在る愛情の表現に心撃たれました。よくぞこの感情に歌詞を付けてくださいました林檎様!って言いたくなります。聴いた方が早い。
全体を聴くと虐めや差別に対する訴え、救いの曲だと思います。松本潤くん主演のドラマ主題歌でもありまして、その時も差別や偏見がテーマとなっていたので記憶にある方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。でも実は去年の5月頃、古謝くんに仕事があんまりなくて悔しかった頃にずっとずっと聴き込んで励まされた曲なんです。この曲を聴くとその時の感情の記憶が鮮明で、胸が苦しくなる。
君の影が揺れている 今日限り逢える日時計
何時もの夏がすぐそこにある証
君の喜ぶものは ありあまるほどにある
すべて君のもの 笑顔を見せて
丁度夏の現場の発表の時期でもあったから、凄くこの歌詞が響いて。周りの人の嫌な噂も流れてたような時期で、悔しくて堪らなかったけど、今を耐えて信じ続けてればきっといい事はある。何事も順番だ。だから笑顔を見せてくれっていう励ましの意味もこもってるような気がして、ずっと静かに涙を流しながら聴いてた曲です。そして今でも、周りと比べて落ち込んだり、心のない匿名の声に傷付けられたりした時、彼に送りたい音楽です。
⑤至上の人生 / 椎名林檎
アイドルに本気で惚れそうになった時向け。そう思ってなくても1:1を想像して聴いてみてほしい。"お互いに引き合えば全てがあって何もない2人"とか"わたしは生きている ああ愛してる このあえかな実感よ続いて これ以上は決して望んでいない"とかが妙にリアルで好きです。
⑥スーパースター / 東京事変
自担を想いながら聴くのには相応しいこの曲。先日Twitterで呟いたところ結構みんな知っているらしい。
私はあなたの強く光る眼思い出すけれど
もしも逢えたとして喜べないよ
か弱い今日の私では
これでは未だ厭だ
私はあなたの孤独に立つ意思を思い出す度に
泪を堪えて震えているよ
拙い今日の私でも明日はあなたを燃やす炎に向き合うこゝろが欲しいよ
もしも逢えたときは誇れる様に
テレビのなかのあなた
私のスーパースター
聴き手にとってのスーパースターを想像させながらこんなに謙虚で真っ直ぐな歌詞を書けるなんて…この曲を聴くたびにわたしも古謝くんに負けないように、強く謙虚にしなやかな大人であろうと思うわけであります。次に会えた日には自分も成長出来ているように。古謝くんに愛を貰ってばかりじゃなくて与えられる人間になりたい。心に余裕がないとすぐに人は求めてしまうから。与え合える関係であれるように日々を生き抜きたい。この曲は自然とその気持ちを思い起こさせてくれて、曲がった背筋を伸ばしてくれます。
⑦青春の瞬き / 椎名林檎
そうです。紅白やスマスマビストロ最終回の時にSMAPさんと林檎ちゃんが歌っていたあの曲です。皆さんも一度は聴いたことがあるのではないでしょうか?あの頃のSMAPの状況にはぴったりでした。ですが、いろんなアイドルに置き換えても凄く心にきます。特に解散や脱退、仲間の退所を経験したファンの皆さんなら尚更。
美しさと正しさが等しくあると
疑わないで居られるのは若さ故なんだ
子供みたいに疲れを忘れて寄り掛り合えば
僕らはたった独りでいるよりも有りの侭になる
時よ止まれ 何ひとつ変わってはならないのさ
今正に僕ら目指していた場所へ辿り着いたんだ
新しさと確かさを等しくもとめ
生命をほんの少しだけ前借りしたんだ
大人になって恥じらい覚えて寄り掛り合えば
僕らはきっと互いの重さを疎ましく思うだろう
いつも何故か 気付いた時にはもう跡形も無い
伸ばす手の先で消え失せる物程欲しくなるんだ
今こうして文字を打っているだけでも泣きそうになります。歌詞を読んでみると、若い頃からずっと一緒にいて、人数は何人かいて、今はもう皆大人になってて…っていう状況が浮かぶと思うんですけど、アイドルグループ以外に当てはまるのかなあって思う位儚いアイドルにぴったりで。もちろん思い出す相手は人それぞれだと思いますが、わたしはいつも昔の関西ジュニアを想いながら聴きます。幼かったわたしが大好きで堪らなかったあの人とその仲間達を思い出します。かけがえのない曲、知っている方も多いとは思いますが、ぜひ聴いてほしいです。
以上7作品が紹介したかった曲です。気に入って頂けた曲はございましたか?少しでも林檎ちゃんの曲を好きになって貰えたら嬉しいです。そしてこれをきっかけに、読んでくれた人のファン人生に何かしらの"テーマソング"たる一輪の花が添えられることを期待しております🌷辛い時も、嘆きを口にする前に音楽に吐き出すと楽になりますよ。
自担が突然消えたときのお話
もう、こんなふうにまじまじと振り返るのは最後にしようと思う。
わたしはずっと中田大智くんが好きだった。きっかけは2008年関西ジャニーズJr.大阪城ホールあけおめコン。エイトの47都道府県ツアーから優馬くんが気になっていたわたしは思い切ってジュニア情報局に入り、初めて応募したのが2007年の冬松竹、クリパだった。初めて行った関西ジュニアのコンサートは、ただただ楽しかった記憶がある。1回でロマンティックのC&Rも覚えられたし、Hey!Say!とかAnniversaryとか知っている曲も多くて、幼かったわたしにも単純に楽しめるコンサートだった。
でも、何故か1番記憶に残っていた曲は夢色クロニクルだった。切なくてどこか懐かしくて、1回聴いただけで大好きだった。歌っているお兄さん達のことは何もわからなかったけど、ただ曲が大好きだった。コンサートが終わる頃に「年明けにあけおめコンするから来てね!」と宣伝されたわたしは、直感で"行かなければ…!"と思った。
今思えばあの日が運命の日だったのかもしれない。
当時ガキンチョだったわたしは親に必死で頼み込んであけおめコンに行くことにした。直前だったからチケットはローチケで買った。立見席だった。当時は何も考えてなかったが、今思うと立見まで埋まってたんだなあと感慨深い。
当日入ると絶望だった。立見席はスタンド1番後ろと段差がなく、背がちっちゃかったわたしはなにも見えなかった。柵に手をかけてやっとモニターが見える感じ。「ゆうま」と拙い字で書いたうちわを手に、必死でモニターを眺めていた。
大智くんがモニターに映ったとき、全身に衝撃が走った。今でも覚えている。顔とかじゃなくて、なんだろう、"わたしはこの人を応援するんだ"っていう直感的なものがそこにはあった。
会場を出てからわたしはグッズ売り場に走り、大智くんの写真が入ったフォトセットを買っていた。確か当時は個人売りがなくて、何人かがまとまって1セットだったのだ。
そこからわたしは彼が姿を消すまで4年間、ファンをしていた。
大智くんは本当に本当に正義感が強くて、あんなに口が悪くてヤンキーみたいなのに誰よりも真面目で努力家で、後輩にまで好かれてて、とてつもなく濱ちゃんのことが好きで、仲間を凄く大事にしてて、なんでもサラッとやっちゃうように見えて裏で必死に練習してて、涙脆い男の子だった。コンサートではMCを務め場をまとめ、ラジオやテレビのレギュラーも少しずつ確実に増えていた。全国放送の一夜特別ドラマに出演したこともある。しかしファンの間での人気は大きかったものの、松竹座公演は埋まらず、先輩の公演で握手会と称してチケットを手売りしながら、裏で悔しいと泣いていたのも彼だった。わたしが彼を応援すると決めた日のMCで「夢は?」と聞かれ、スケッチブックに誰よりも早く「デビュー」と書いたのも彼だった。
だからニュースで逮捕を知った時、苦しくて、悔しくて、堪らなかった。何も知らない連中がネットで彼を叩くのを見て、わたしは心が折れそうだった。あの時からわたしはネットであれこれ叩く人が嫌いなのかもしれない。
わたしが好きになった頃の大智くんの年齢を、わたしはもう超えてしまった。今思うとこの歳でたくさんの悩みを抱えていたのだと思うと本当に大変な世界なのだと思い知らされる。
逮捕当時はわたしが好きだったすべてを否定されてる気がして、みんなに馬鹿にされて、自分の心がズタズタになるまで暴言吐かれて、その時にいた数少ないオタクの友達のほとんどを失った。1番近くにいた家族からも気を遣われた。
毎日グッズを眺めては泣き、ラジオの録音を聴いては泣き、雑誌の記事を読んでは泣き、泣いてばっかりだったのを覚えてる。
恋愛とは違って、相手ありきの想いじゃないから、この想いを何処にぶつけて良いのかわからずに、独りで胸の中に押し殺して、涙にして流したものを再び胸にしまった。
きっと自担の退所を経験した人はみんなそうなのではないだろうか。
でも必ず月日が心をなだめてくれて、良い思い出にしてくれる。これだけは本当に心の底から言える。あの時の痛みがなければ今のわたしは愛のない人間になっていたと思う。大智くんはわたしに、ファンのみんなに、優しい傷を残して去っていった。傷は必ずいつか癒える。残った傷の跡さえも愛おしくて、今の自分を形成してくれてる大事な一部分になってるよ。と彼に、そして同じような経験をしたオタクの方に伝えたい。
27歳のお誕生日、おめでとう。あんまりお酒飲みすぎないでね。身体には気を付けていつまでも元気に毎日を過ごしてください(*^-^*)わたしはいつまでも優しい大智くんの周りが素敵な人で溢れるように願ってるよー!
希望の言葉をたくさんバッグに詰め込んで旅に出た
古謝くんを好きになってからまだ日が浅い今日この頃。実は最近素敵な出逢いがあった。
今度の関西Jr.のコンサートでは、もっとレベルの高い自分を出したいねん。人を惹きつけるようなダンスや歌で、ファンのみんなに『明日から頑張ろう』って思ってもらえるようなパワーを出したい。緊張はするだろうけど、そこで力を100%出せるように頑張って練習するよ。
ソロで歌ってみたいな。コンサートをやるような大きな会場で歌ったら気持ちいいだろうな。
いつか歌ってみたいのは『欲望のレイン』。前に生田くんと山下くんがふたりで歌ってるのを見て、2001年にkinkiのふたりが海外で歌った時以来の感動を覚えたんですよね。いつか自分も、ステージでこの曲を歌ってみたいなぁ。こういう願望系は今でもそう思ってるとは限らないけど、いつでも「いつかこれをやってみたい」って口にするよね。応援してて楽しいなぁ。頑張ろうね。
ダンスで凄いと思うのは舞闘冠!ホンマに凄い人達が集まってるユニットやなぁって思う。僕もいつか、屋良くんの振り付け曲で踊ってみたいなぁ。
ステージに上がる前、いつも以上に気を付けていることは礼儀。ひとりひとりのスタッフさんに『宜しくお願いします!』って挨拶するようにしてる。あと、心がけてるのはみんなとコミュニケーションを取ること。後輩のちっちゃい子に『盛り上がろうや~!』って声を掛けたりもする。桐山くんに声を掛けられたちっちゃい子が笑顔になってるのを見て、俺も後輩の緊張をほぐせる先輩になりたいと思ったんよね~。
1日だけ生まれ変わるならアイドルのファンになりたいなぁ。アイドルは、ファンから見たらどう見えてるのか、何をしてくれたら嬉しいのか、わかるやん。それを今後にいかせたらいいなって思う。
捨てられないものはファンレター。もらったコンサートごとに箱に分けて保管してる。くじけそうになった時に、読み返して元気もらってる。本当に大事なものやから絶対に(捨てるのが)無理。こういうところが好き。もちろん他のジュニアのみんなも保管はしてるだろうし、読み返したりしてるんだと思うけど、こうして言葉にしてくれることで、愛を感じるんだよなぁ。嬉しい( ; ; )普段前向きすぎる彼にもやっぱりくじけそうになる時はあって。それを少しでも救えるものがファンの言葉なんだとしたら、もうこれ以上の幸せはないよね。
初めてKinKi Kidsのコンサートに行った!目の前にいるのに、近くて遠い・・・夢のような世界やった。その経験があるから、今、ここに僕がいる。出会いって大切やね。僕もいつか、誰かにそう思われる存在になれるように頑張るよ。
今までのコンサートでは、ファンのみんなに感謝の気持ちを伝えきれなかったと思う。精一杯頑張ったし、『ありがとう』って何回も叫んだけど。きっとみんなが思ってるより、僕が感じてる感謝の気持ちってずっと大きいねん。言葉で伝え切れないくらい大きいのに、ちゃんと伝え切れないのが悔しい。
抜け落ちた羽よ 歌い去った花よ
私は強く生きています
心はいろんな表情を持つけれど
いつでも微笑みを忘れず
拭っても拭っても溢れるというのなら
そのまま走り続けていく
倒れても倒れてもその愛を伝えなさい
あなたは私にそう教えたのでしょう
無意識の丘に「らしさ」とゆう風が吹くだろう
君はその風の中で胸を張って踊ればいい
しがみついていた多くの飾りを手放した時
君は君を取り戻す
ありのままで素晴らしい自分を