NOTE

変わってゆく君も 変わらない君も ありのままに書き記そう

悩みを切り抜ける方法

今日は朝から仕事で出た課題をひたすらこなしていた。気付くと11時半。まずい、もう出ていかなければならない。先月nano・universeで買ったお気に入りのプリーツスカートをおろし、今季初めて着るニットに手を通した。大好きな服を着ると気分が良い。さらに今日はメイクが上手くいった。なんて良い朝なんだ。

 

外は肌寒かった。プリーツスカートの下が素足であることに、少し後悔した。この季節が来るとやはり何故か胸が躍る。そして同時に、木々が風に揺れる音が聞こえて、広い森に一人でいるかのような孤独感に苛まれる。それでも、それも込みで、この季節が好きだ。

 

 

 

お昼に予約していた歯医者に向かい、その後に母に会った。もうすぐ誕生日を迎える祖父への誕生日プレゼントを選ぼうと待ち合わせをしたのに、都心へ行って服などを見てキャッキャしていたらもう18時だった。「何しに来てん!」と二人で笑った。なんだかそれがとても幸せだった。

 

夜には、私がオススメの個室居酒屋へ行った。私が一人暮らしをしてからというものの、こういう席では必ず家計の話、子供の頃はどうだったとか、父も昔は苦労していただとか、そういう話になってしまう。でもそれが嬉しい。知りたい!とも思うし、単純に勉強になる。そして私の話をしている母を見ると、なんだか安心する。愛されていたのだなあと思って泣きそうになる。

 

 

ここのところ、仕事での問題を私は抱えすぎていた。責任感の強い性格が、自分にとっては負担になっているような毎日。煮え切った頭がこの日の帰りには冷めていた。なぜだろう?と考えてみるけど、きっと、好きだと思う人と、好きなように時間を過ごしたおかげだと思う。「好きな人」と聞くと、幼い頃の私は恋人や好意を抱いている異性のことばかり想像していたが、そうではない。友人や上司、家族だっていい。自分が一緒に居て好ましいと思える人と時間を過ごしたり、大好きなチョコレートを一粒食べたり、眠いから寝たり、欲しいコートを検索したり。私はしたい事を自由にする権利を手に入れている。もう自由だ。

 

そう思うと、"今"が急に楽しくなってきた。もう辛かった過去も、振り返らなくていいのかもしれないなあ。目の前の母の笑顔を見て、そんなことを考えた。